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男女コミュニケーション方法の違い

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男性と女性では、コミュニケーション様式に違いが見られます。
男性は言語によるコミュニケーションを問題解決に用いるものとして捉えるのが特徴です。
男性は女性に比べて一日に会話をする量の欲が絶対的に低い一方、女性はおしゃべりに使われるエネルギーが限られていません。
これらのことから、女性と男性がコミュニケーションを行う際にはお互いにとって少し面倒なことが起こりがちではあります。

こんな例もあります。
妻が作った料理に、「もうちょっと塩入れてもいいんじゃない?」と夫が発すれば、妻は自己を全否定されたと取ります。 男性は傷付ける目的で言ったのではなく、作品の向上をゴール地点としたものでした。
また別の場面で女性が「○○がね・・・」と何かあまりハッピーではない出来事を話しかける時も男性は解決策を尋ねられたものと取り、一般論や客観的意見を持ち出して出来事を分析するようなことをしがちです。ただ同調が得られるだけで女性は安心するのにです。女性はハッピーでない出来事へのストレスに加え、ストレスをケアしてもらえないことへのフラストレーションから新たなストレスを生んでしまいます。
女性にとっての会話は、感情の開放や時間の過ごし方のひとつであるため、いい気持ちがすることが条件です。

脳の活動上、女性は男性よりも細かいことに気が付きます(生物学的男女の違い参照)。
男性の気の利かなさにイライラしても何も気付いてはもらえないので、はっきりと上手にお願いや頼み事をした方が効率的です。
怒った場合、女性に特有のコミュニケーションスタイルが黙り込みあるいは意図的な無視です。
人間は怒りを感じたときに攻撃的になりますが、女性は怒りの素と認識する人物と直接話して解決することを避け、口を利かずに物に当たったりして間接的に攻撃性を顕わにする(passive aggression)傾向があります。
特に集団主義文化で男女平等が確立していない日本社会では、女性が怒りや不満を公言することが健康的とは捉えられていません。 しかし、口を利かないことは相手に対する罰であり、償いとなるべき行動を引き出そうとするもので、これは一種の脅迫行為です。自分の心が傷つけられたことや相手への要求はきちんと伝えて解決しないと慢性化しますし、関係の劣化につながりかねない不健康なコミュニケーションスタイルです。
一番の懸念は子どもにこのスタイルが真似されていくことです。意地悪といじめの記事でも取り上げましたが、建設的なコミュニケーションのないところでは人間関係がおかしなことになります。

以下 Borisoff, Hahn, Brownell が提唱する、男女間のコミュニケーショントラブルを避けるためのポイントを挙げておきます。
1. どういう聞き手の態度を求めているか、自身が自覚をすること。問題解決をするための具体的なアドバイスが欲しいのか、あるいはストレスや愚痴を聞いてもらい、癒しやなぐさめのような同調を欲しているのかどうか。
2. 会話の場所と時間を綿密に手配する。大事な話をするのにはお互いが注意力を必要とするため、エネルギーのあるときでないとなぁなぁになってしまいがちです。
3. 自分が求めていることを明確にすること。「アドバイスが欲しいのだけど」「意見が聞きたいのだけど」など、会話の目的を提示し、会話中お互いに言うこと聞くことを理解しているか確認することも必要です。

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